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【Google独自SoC】「Tensor」が発表。中身は実質「Exynos9855」?

GoogleTensor
ちゅんりー

Googleが自社初となるSoC「Tensor」を発表しました。
今回は「Tensor」について解説します!

Google初の独自SoC「Tensor」を発表

Googleは自社初となる独自SoC「Tensor」を8月2日(現地時間)に発表しました。Tensorの開発にあたってGoogleはサムスンと提携し、サムスンが持つExynosのSoC製造技術を借りて開発したとのことです。

ライバル会社ともなるAppleは昨年に独自SoC「Apple M1」を発表し、その性能に世間に衝撃を与えたこともあり、「Tensor」にも期待が寄せられています。

Apple M1
Apple M1

GoogleのCEOであるサンダー・ピチャイ氏もTensorに関するツイートをしており、「開発から4年をかけてクリップサイズにすることができた」と感激のツイートをしています。

Tensorは機械学習とAIを強化するために一から設計を行っています。そのため、Tensorが搭載されるPixel6やPixel6 Proでは写真のソフトウェア処理がより一層強化され、これまでのPixelシリーズよりもより一層キレイな写真が撮れることが期待できます。

"独自SoC"と謳っているけど、実態はExynos9855?

オランダメディアのGalaxyClubはこのTensorの実態は、「Exynos9855」だと指摘しています。

Google内でのコードネームは「WhiteChapel」もしくは、「GS101」という名前で共有されていました。サムスンの内部では、「Exynos9855」として共有されている模様です。

GalaxyClubは現行Exynos2100は社内内部では、「Exynos9840」というモデル番号で共有されていると報告しています。

サムスンは「Tensor」の設計から開発、製造までの工程を担当し、Exynosの技術を継承しているため、実質的に「Tensor」はExynoシリーズの1つとしているようです。

Tensorの性能はExynos2100と同等の性能か

GalaxyClubはさらにTensorの性能について言及しています。TensorはExynos2100と同等の性能となると述べています。

Exynos2100は現行のSamsung Galaxy S21にも採用されており、Qualcomm Snapdragon 888と同等の性能とされています。

CPU MonkeyによるAntutuベンチマークの結果は、以下の通りになっておりSDM888のほうが5万点高いことになります。

Antutuスコア(v8)
Qualcomm Snapdragon 888715,600
Samsung Exynos 2100667,991
Google Tensor
参考:Qualcomm Snapdragon 888 vs. Samsung Exynos 2100 - ベンチマーク、テスト、および仕様

Exynos2100には、発熱による性能低下問題があり、サムスンが手掛けているGoogleのTensorではこの症状が出ないことが期待されています。

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