ディスプレイの進化により、最大20%の省電力化に
TheElecによると、来年2021年に発売されるiPhoneは、ディスプレイ技術の向上により電池持ちがよくなるかもしれないと述べています。
LGは、低温多結晶酸化物(LTPO)とよばれるディスプレイ駆動素材を活かして、来年2021年に発売されるiPhone用のディスプレイを開発しています。
これまでより省電力の素材を使用
TheElecの報告では、LG Displayは、Apple専用の有機発光ダイオード(OLED)パネル工場ラインの生産率を拡大することを目指しています。
拡大に伴い、LG Displayは、低温多結晶酸化物(LPTO)薄膜トランジスタ(TFT)の導入を計画しており、これらは来年発売されるiPhoneの上位モデルに採用されるとのことです。
また、Appleも来年発売予定のiPhoneに低温多結晶酸化物(LPTO)薄膜トランジスタ(TFT)を使用する予定でこれらをiPhoneの上位モデルに組み込む計画があるとのことです。
現在発売中のiPhoneは低温ポリシリコン(LTPS)と呼ばれる素材が使用されていますが、低温多結晶酸化物(LTPO)に切り替えることによってiPhone12と比較して5%から20%の省電力が見込まれています。
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まとめ
- TheElecによると、来年2021年に発売されるiPhoneは、ディスプレイ技術の向上により電池持ちがよくなるかもしれないと述べています。
- LG Displayは、低温多結晶酸化物(LPTO)薄膜トランジスタ(TFT)の導入を計画しており、これらは来年発売されるiPhoneの上位モデルに採用されるとのことです。
- 現在の低温ポリシリコン(LTPS)から低温多結晶酸化物(LTPO)に切り替えることによってiPhone12と比較して5%から20%の省電力が見込まれています。