楽天モバイルは10月4日、自社回線によるサービスエリアのの拡大に伴い、auローミング(パートナー回線)から自社回線への切り替えに関するアナウンスを発表しました。
楽天モバイルは自社回線のエリア拡大までは、auのローミングサービス(パートナー回線)を利用し、自社回線不通エリアを補っている状態です。
東京や大阪などの都市圏においては、エリア拡大が急速なこともあり先行してローミング回線(パートナー回線)から自社回線への切替が行われています。
そして、2021年10月1日にはその自社回線への切り替えエリアがさらに拡大するとのことです。
ほとんどの都道府県でパートナー回線から自社回線に切替
ローミング切り替え開始時期 | 対象都道府県 |
2020年4月1日より 順次切り替え | 東京都 ※東京都(一部地域を除く)については、 2021年3月末に原則切り替え済み |
2020年10月1日より 順次切り替え | 大阪府、奈良県 ※大阪府(一部地域を除く)については、 2023年3月末にかけて原則切り替え予定 |
2021年4月1日より 順次切り替え | 宮城県、埼玉県、千葉県、神奈川県、新潟県、 静岡県、愛知県、滋賀県、京都府、 大阪府、兵庫県、奈良県、広島県、愛媛県、福岡県 ※千葉県、神奈川県については、 2022年3月末にかけて原則切り替え予定 ※埼玉県、愛知県、滋賀県、兵庫県については、 2023年3月末にかけて原則切り替え予定 |
2021年10月1日より 順次切り替え | 北海道、青森県、秋田県、福島県、 茨城県、栃木県、群馬県、富山県、 石川県、福井県、長野県、岐阜県、 三重県、鳥取県、岡山県、山口県、 徳島県、香川県、佐賀県、熊本県、 大分県、宮崎県、沖縄県 ※茨城県、栃木県、群馬県、富山県、石川県については、 2023年3月末にかけて原則切り替え予定 |
備考 | ※全国39都道府県:岩手県・山形県・山梨県・和歌山県・島根県・高知県・長崎県・鹿児島県を除く上記エリア ※東京23区、大阪市、名古屋市は、サービス当初からローミングサービスを提供しておりません。 ※地下鉄、地下街、トンネル、屋内施設や観光名所等の一部地域は、上記エリアでもローミングサービスを提供しているエリアがございます。 |
楽天モバイルのサービスエリアについては、楽天モバイルの「通信・エリア」ページから参照が可能です。
※2021年10月1日からパートナー回線から楽天回線エリアへ切り替え中のサービスエリアについては、10月中旬頃に更新予定となるようです。
楽天モバイルの人口カバー率は21年6月時点で90%超え
楽天モバイルの4G回線エリアの人口カバー率は、2021年6月時点では90%を超えたと発表しています。
楽天モバイルは、2021年年内にも人口カバー率を96%まで達成させると述べています。
当初は、「21年夏までに96%をカバーする」と宣言していましたが、世界的な半導体不足の影響もあり目標を「2021年年内の達成」に変更しています。
楽天モバイルのパケ詰まりが問題に
楽天モバイルは9月11日にシステム障害により、一部ユーザで通信ができない不具合が発生しました。
この障害以降、アンテナが立っているにも関わらず通信ができない事象が発生(パケ詰まり)が発生しているとSNS上で報告がなされています。
筆者自身もメイン回線を楽天モバイルにしており、実際に街中で利用中に突然通信ができなくなり、楽天ペイでの支払いができず苦労した経験があります。
現時点では、公式からのアナウンスはなにも発表されておらず、一部ユーザからは改善が見られたという報告も上がっています。
楽天モバイルは8月に契約数が500万回線を突破したと報告しており、徐々にシェアを獲得しつつあります。
サービスエリアの拡大はユーザーにとっても嬉しいことではありますが、使えなければ意味はないので楽天ユーザーとしては、ぜひとも品質改善を行っていただきたいところです。