Nexus7の再来か?Googleが自社タブレットを開発か
過去にGoogleは、Nexus7やNexus9などの世の中を沸かせるようなタブレットを販売してきました。
特にNexus7は価格の安さや性能などのコスパの高さと無駄の無さが受けていた印象です。
そんなタブレットを開発してきたGoogleは、ここ2,3年でタブレットの開発に力を入れているとのことです。
2021年に日本でも特許取得
Googleが開発していると思われるタブレット(以下「Pixelタブレット」)は、2019年に米国で特許が出願されました。
その2年後の2021年6月28日にGoogleは日本の特許庁(JPO)にPixelタブレットのデザイン特許を出願しています。
出願した特許はデザインに関する特許のため、機能やスペックについては不明です。
Googleが特許庁に提出した画像は以下のようなものになっています。
Pixelタブレットの外観
この情報を公開したLetsGoDigitalは、出願特許の情報をもとにレンダリング画像を作成しています。
画像の中で特徴的なのは、ベゼルの幅がとても狭くフルスクリーンのデザインとなっています。
また、丸みを帯びたデザインとなっているため、グリップ感とスタイリッシュ感を考えて作られていることがわかります。
LetsGoDigitalのグラフィックデザイナーGiuseppe Spinelli氏は、さらに3Dレンダリングを作成・公開しています。
このレンダリング画像は今秋発売予定のPixel6のデザインをインスパイアして作成されています。
特徴的なのはPixelスマホで採用されているパンチホールがPixelタブレットの画面上部に確認できます。
また、ステレオスピーカーが4つ搭載しており、上部と下部にそれぞれ2つずつ搭載されているため、映画や動画も普通のスマホよりも迫力があり楽しめそうです。
底面にはUSB Type-Cのポートが確認できます。Pixel6では33Wの急速充電に対応するという噂があるので、採用されるとなると必然的にPixelタブレットでも採用されることになりそうです。
下火になりつつあるタブレットに復活のきざし?
タブレットの分野では、2013年頃に発売されたNexus7を皮切りに書くメーカーが続々とタブレットを発売していました。
時が経つに連れて、スマートフォンのディスプレイの大型化などにより、タブレットがどんどん下火になってきた印象です。
実際に令和3年度版情報通信白書では、世界のタブレットの出荷台数は年々減少し、2016年は1.8億台に対して、2019年には1.3億台まで減少しています。
また、最近ではフォルダブルスマホ(折りたたみスマホ)の登場により、一般消費者にとってスマホとタブレットを2台持ちをする必要もなくなったと感じています。
2020年、2021年は新型コロナウイルスの拡大によるリモートワークやICT教育の普及により、タブレットは普及していますが、長続きはしないと個人的には予測しています。
しかし、先日のiPad mini6や中華系メーカーの安価かつそこそこのスペックのタブレットの登場、そしてPixelタブレットが多少なりともタブレット市場が盛り上がることに期待したいです。