全国人口カバー率が73.8%に。エリア拡大は順調。
楽天モバイルは、12月23日に総務省で開催された有識者会合で全国人口カバー率が73.8%に達したことを報告しました。10月時点で全国人口カバー率は、63.1%であり、そこから2ヶ月ほどで10%のポイントを上げたことになります。
楽天モバイルのエリア拡大ロードマップによると、2021年3月までに全国人口カバー率を70%を見込んでいましたが、3ヶ月前倒しでエリア拡大が行われています。
同社は、2026年までに全国人口カバー率を96%を目指すとしていますが、5年前倒しでエリア拡大を進めており、今回の発表でさらに3ヶ月早く進んでいることが分かりました。
現段階では順調と思われるので、当初の予定より早い段階で目標の達成ができそうです。
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契約者数も179万回線突破
楽天モバイルといえば、300万人の月額料金を1年間無料にするキャンペーンを行っていますが、その契約者数が12月末で179万人を突破したと報告しました。
こちらに関しては、2020年内に300万回線を目標にしていましたが、思うように契約者数を伸ばすことができず、来年に持ち越しになりそうです。
契約者増加を見越して、既存周波数の再編を訴え
楽天モバイルに割り当てられている周波数は、LTEの1.7Ghzの40Mhz幅のみです。
他の大手3社に割り当てられている700Mhz~900Mhz帯の低い周波数は、建物などの遮蔽物があったとしても電波が回り込みやすくつながりやすいことから「プラチナバンド」と呼ばれています。
今回の会合で楽天モバイルは、このプラチナバンドを割り当てられていないため、競争が厳しいとしています。
同社は、新規参入事業者に対しても、再配分を含めて機会の平等を総務省に求めました。
周波数ごとの逼迫度や1回線あたりのトラフィック量などを考慮した上で、再編を行ってほしいと訴えています。