開発者アカウントが停止して早1週間
EpicGamesは現地時間8月28日にAppStore上にある開発者アカウントが停止されました。
そこから早一週間、EpicGamesはFortniteのAppStoreへの復活と、停止している開発者アカウントの復活の両方を求め、裁判所へ要請を行いました。
EpicGamesとAppleの騒動となったのは、EpicGamesが手がける人気ゲーム「Fortnite」の課金システムと課金にかかる手数料についてが問題となっています。
Appleが開発者が受け取る報酬のうち30%を手数料として受け取るいわいる「Apple税」
が独占禁止法違反になるのではないかとEpicGamesは主張しています。
Fortnite配信停止によりアクティブユーザが60%減少
EpicGamesは、FortniteがAppStoreで配信が行わなければ、「企業として回復不能な害を被る可能性が高い」と述べています。
また、FortniteがAppStoreから削除されてからiOSのアクティブユーザが60%減っているという報告もしています。
Appleはこれに対して、「自らが規則違反をした結果で、自業自得である」とバッサリと切り捨てています。
直接課金がなくならないければ、復活の見込みはなし?
上記でも述べていますが、問題となっているのはFortniteの直接課金ができるシステムに問題があります。これがAppStoreの規約に違反し、Appleに対して手数料を払わなくてよくなるためです。Appleはこれを問題視し、現在配信とアカウントの停止をしています。
この「直接課金」の仕組みが撤廃されない限り、Fortniteの復活は難しいであろうと言われています。
また、Appleとしても「Epicが直接課金の仕組みを削除した場合、iOSにFortniteを歓迎する」とも述べています。
暫定的差止命令は金曜日にカリフォルニア北部地区連邦地方裁判所に提起され、審理は9月28日に行われます。
まとめ
- EpicGamesのAppStoreの開発者アカウントとFortniteの配信が停止され1週間が経過しました。
- EpicGamesは、開発者アカウントとFortniteのAppStore復活を求めて、裁判所へ要請を行いました。
- 暫定的差止命令は金曜日にカリフォルニア北部地区連邦地方裁判所に提起され、審理は9月28日に行われます。
- Fortniteは引き続きAppleに訴え続けていますが、Appleも方針の変更等は考えていないようです。
- Fortniteの配信が停止してからiOSのアクティブユーザはおよそ60%も減っているとEpicGamesは述べています。