ドコモが携帯料金値下げに向けて最終調整
日本経済新聞によると、NTTドコモは、携帯料金値下げに向けて最終調整に入ったと報じました。同社の主力プランを中心に携帯料金体系を見直すことや来春に向けてサブブランドの発足を目指しているとのことです。
菅政権による携帯料金4割値下げを行う施策では、総務省が主体となって進めており、大手キャリアに対して大容量プランの値下げを行うよう要請を行ってきました。
ソフトバンクやKDDIは、従来の携帯プランを維持しつつ、ユーザの選択肢を広げるためにY!モバイル(ソフトバンク)やUQモバイル(au)などのサブブランドで格安プランを提供することを発表しました。
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NTTドコモは来春にもサブブランドを導入へ
ソフトバンクやKDDIは、サブブランドで実質的な料金値下げを図っており、ドコモも同様のことを行おうとしています。来春に向けてドコモはサブブランドを立ち上げるとも言われており、これにより携帯3社の足並みが揃うと言われています。
しかし、11月27日に武田総務相はこのサブブランドで値下げをする行為について、「メインブランドの価格を下げてもらわないと、国民に実感をもってもらえない」と発言しています。
この武田総務相の発言は、サブブランドで先手を打っていたソフトバンクとKDDIを牽制するものとしており、これからサブブランドを導入するドコモに対しても足かせとなる発言となってしまいました。
NTTドコモは武田総務相の発言を受けて、メインブランドの値下げも踏み切るとされており、使用した通信量に応じて金額を変動させる従量課金制で値段を引き下げるとも言われています。
大手キャリアによる携帯料金の値下げは、今後どうなっていくか期待です。