「LG Rollable」の開発を中止。サプライヤーに指示。
LGは、収納式折りたたみスマホ「LG Rollable」の開発中止を決定したようです。
1月に行われた家電見本市(CES)で、収納式の折りたたみスマホ「LG Rollable」を発表し、2021年後半に発売を見込んでいましたが開発中止の事態になりました。
LG Rollableの特徴として、Galaxy Z Flipのように画面を折りたたむ方式ではなく、画面が伸縮することが特徴でした。
以下は、CESでLGが公開した動画です。動画冒頭に出てくる画面が伸縮しているものが「LG Rollable」と思われるデバイスです。
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モバイル部門の業績不振による開発中止
LGのモバイル部門は、近年業績が芳しくなく、2020年のLGのシェア率は、1月には2.4%だったものの、12月には1.4%にまで下げる事態となりました。
すでにモバイル事業の売却の話も出ており、ベトナムのVingroupに売却の話が出ていましたが、事業売却を前にLG Rollableの開発は、引き継がれず終了することになりました。
1月の段階では、スマホ事業撤退についてLGは否定していましたが、これ以上の負債を増やさないためにもLG Rollableを含むスマホの開発を中止した可能性があります。
SIM太郎によると、すでにLG Rollableのディスプレイを開発するBOEに開発中止を告げており、BOEはLGに対して開発費を要求しているとのことです。
LGのスマホ事業が売却されるかは未だ不明ですが、今後の動向についてこれからも追っていきたいと思います。
まとめ
- LGは、折りたたみ式スマホ「LG Rollable」の開発中止をディスプレイサプライヤーのBOEに伝えたという噂が出ています。
- 近年、LGのモバイル事業は業績が芳しくなく、2020年12月にはシェアが1.4%まで下落していました。
- ベトナムのVingroupにモバイル事業を売却し、LG Rollableの開発も続けられる可能性もありましたが、叶わず終了してしまいました。