人気ゲーム「フォートナイト」が削除される
世界中で人気を誇っている米Epic Gamesのゲーム「Fortnite(フォートナイト)」がAppleのAppStoreとGoogleのPlayStoreから突如削除された。
原因は独自の決済方法と手数料
原因は、独自の決済方法と手数料が問題とされています。
ゲーム内通貨「V-Bucks」を購入するには「AppStore、GooglePlayStore経由」か「アプリ内から直接購入」があります。
この「AppStore、GooglePlayStore経由」から購入した場合、EpicGamesは手数料としてApple、Googleに対して30%の手数料を払わなければなりません。
EpicGamesはこの30%の手数料を回避するために直接購入できる「アプリ内から直接購入」できる仕組みを先日導入したばかりでした。
Appleはこれに対して、ガイドライン違反とみなし、AppStoreから削除しました。
GooglePlayStoreに関しても、規定の決済方法に沿っていないとし同アプリをPlayStore上から削除した。
EpicGamesもこれについて黙っておらず、削除に対して既に訴訟を起こしています。
EpicGamesは窮地に立たされている?
今回の件でフォートナイトは現状、新規ユーザを獲得できない状況です。
また、先日米国政府が中国系企業との取引禁止について発表しました。
この対象の企業として「TikTok」を提供するByteDanceや「WeChat」を提供するTencentが対象になっています。
TencentはEpicGamesの株を40%保有する大株主となっています。
今回の大統領令では、「WeChatに関連する取引」が禁止されています。
EpicGamesの株を持つTencentが影響が受けるということはEpicGamesも何かしらの影響が考えられます。
EpicGamesはAppleを皮肉った動画を公開
EpicGamesはAppleが独占的であるとし、それを批判する意味を込め、Appleが1984年に公開したCM「1984」のパロディー動画を公開しました。
AppleのCM「1984」はアメリカンフットボール「スーパーボウル」内で放映されたものです。
この「1984」は当時コンピュータの世界で独占していたとされているIBMに対して、Appleが批判するために作ったCMです。
今回EpicGamesが作った動画は、「Apple」が独占的であると皮肉が込められたものとなっています。