ユーザに対して迅速に製品を提供へ
ブルームバーグによると、Appleは、より迅速にユーザに対して製品を提供するために小売店を流通センター化することを計画していると報じました。
これは製品を倉庫や中国から配送する現在の戦略から一線を画すものとなるようです。
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米国内300店舗で展開予定か
Appleがスタッフに対して説明している内容によると、在庫のある商品は米国とカナダの300店舗近くのAppleストアから出荷できるようになり、これにより店舗に近い場所に住んでいるユーザには、流通センターから出荷されるよりも早い時間で提供できるようになると説明しています。
このような店舗から商品・製品を出荷するという動きは、近年普及しつつある方法で一部の食料品の店舗で始まっています。この動きは、コストの削減や製品の在庫、環境に有益であるとAppleがスタッフに説明しています。
ユーザは製品の発送場所を知りたい、指定したいといったケースが出てくると思いますが、そちらについての選択は不可とのことでAppleのオペレーションチームが決めた場所から製品が配送されるようです。
ブルームバーグによると、コロナウイルスによりAppleストアが閉鎖され再開された際に、一部店舗でこの流通センター化のテストを始めたと報じています。
その後、徐々に店舗を拡大しつつありますが、すべての店舗で対応しているわけではないそうです。
9月発売のApple Watch Series6やApple Watch SEは中国から配送
このようにAppleはAppleストアの店舗を使って配送を迅速化しようと試みているようですが、これはまだあくまでもテスト段階のようです。
9月にApple Watch Series6やApple Watch SEが発表されましたが、それらの初期注文のほとんどが小売店からではなく、中国から直接配送されると述べられています。
まとめ
- Appleは既存のAppleストアを利用し、ユーザへの製品の配送を迅速化する試みを行っています。
- 配送センターの一極集中から脱するために、Appleストアの店舗を利用してユーザの近い店舗から製品を出荷する試みです。
- 米国内300店舗で展開を予定し、これまで数日かかっていた配送を短縮しようとしています。
- 残念ながら9月に発表されたAppleWatchに関しては中国から直接配送されるため、注文から手元に届くまで時間がかかるとされています。
- Appleに限らず、コロナウイルスの影響によりネットストアを利用する人が増えている中で迅速に提供する方法を各社検討をしているようです。