インテル系アプリをAppleシリコンで動かすためのRosetta2
Appleは、11月11日にMac用チップセットを「AppleM1」を搭載したMacBookPro / MacBookAir / Mac miniを発表しました。
Appleシリコンと呼ばれる「Apple M1」は、ARMベースであり、これまで発売されてきたIntel系CPUのMacbookで動いていたアプリが動かなくなります。
Appleはそれを回避するため、Intel系CPUで動作していたアプリケーションをAppleシリコンでも動かくように変換する「Rosetta2」をリリースしています。
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初回起動時には20秒かかることが判明
このRosetta2ですが、Intel系アプリケーションをAppleシリコン上で動作するために変換を行うのですが、初回起動時のみ20秒ほどかかることが判明しました。
MicroSoftは、WordやExcel、PowerPointなどをAppleシリコン搭載Macで起動した際に、「変換プロセスが終了するまで約20秒ほどかかった」と述べています。
Microsoftは変換プロセスを回避するため、Intel系CPUとAppleシリコンで動作するような「ユニバーサルバイナリ」に対応したアプリケーションに変更するよう努めているとのことです。
今回のMicrosoft以外にもほとんどのアプリケーションは、Intel系のCPUで動作するように作成されているアプリケーションが多いため、最適化やバグの回避を行うため開発者はAppleシリコン対応を行う必要があります。
Appleは以前に、Appleシリコン搭載Mac発表に控えて、開発者向けに1対1の説明会などを行っていました。
まとめ
- Appleはそれを回避するため、Intel系CPUで動作していたアプリケーションをAppleシリコンでも動かくように変換する「Rosetta2」をリリースしています。
- MicroSoftは、WordやExcel、PowerPointなどをAppleシリコン搭載Macで起動した際に、「変換プロセスが終了するまで約20秒ほどかかった」と述べています。
- 多くのアプリケーションは、最適化やバグの回避を行うため開発者はAppleシリコン対応を行う必要があります。