AppStoreへのプライバシー方針の記載がされておらず
Appleは、アプリユーザー向けにプライバシー方針を簡潔に説明する「プライバシーラベリング機能」を開発者に対して利用するよう促しています。
Fast Companyによると、Appleがプライバシーラベリング機能を公開してから、Googleアプリのプライバシー方針が更新されていないと報じています。
Googleが、プライバシーラベル表示を回避するためにアプリの更新をしないのではないかと言われています。
AppStoreのプライバシーラベル機能とは
2020年6月、AppleはWWDCでApp Storeのプライバシーラベル機能を発表しました。
この機能は、AppStoreのアプリ一覧でアプリがユーザーのプライバシーにアクセスできる権限を簡潔にわかりやすく表示する機能です。
ここ数年、プライバシー保護の考え方について企業のみならず、ユーザーにも意識が根付いてきたこともあり、導入されたと考えます。
Facebook Messagerを批判を受けて、個人情報の収集量を削減か
Appleが12月8日にプライバシーラベル機能を公開してからGoogleは、YouTubeやGmail、Chromeなどの自社で提供しているアプリの更新をしていません。
アプリの更新をしない理由の一つとして、Facebook Messagerが個人情報を大量に収集しており、批判されたことが挙げられます。
下記の画像は、メッセンジャーアプリの「Signal」、「iMessage」、「WhatsApp」、「Facebook Messanger」の4アプリのプライバシーへのアクセス権限を示したものです。
画像が小さくわかりづらいですが、一番右にあるFacebook Messagerが他アプリと比較してダントツで多くの個人情報にアクセスしていることが分かります。
WhatsAppの2倍近くのアクセス権限をFacebook Messengerは持っているようです。
これを受けて、Facebook Messagenerのアクセス権について、SNSなどでは批判の声が相次ぎました。
Googleも同様に個人情報の収集を多く行っているとされているため、個人情報の収集量を制限する作業を行っており、終わり次第アップデートを配信するのではないかと言われています。