LGのモバイル部門が撤退を発表。
4月5日、韓国のLG電子は、販売不振などにより赤字続きであったモバイル事業の撤退を正式に発表しました。
韓国国内でも、サムスン電子などの別企業や海外企業のスマートフォンがシェアを伸ばし、年々LG電子のシェアは落ち込みが見られました。
LGのモバイル部門は、近年業績が芳しくなく、2020年のLGの世界的なシェア率は、1月には2.4%だったものの、12月には1.4%にまで下げる事態となりました。
かねてからモバイル部門の撤退については噂されており、部門を別企業が買収する話も上がっていました。
ベトナムのVingroupにモバイル事業を売却し、スマートフォン事業の継続する噂もありましたが、技術情報流出の懸念などがあり、売却を断念したとのことです。
ローラブルスマホ「LG Rollable」も開発終了に。
2021年1月に行われたCESでLGは画面を巻き取って収納することができるローラブルスマホ「LG Rollable」を開発していることを発表しました。
しかし、今回のモバイル事業の撤退により、LG Rollableも開発が終了することになります。
ローラブルスマホは、今日普及し始めているフォルダブルスマホの欠点で折りたたんだときにシワができる問題などを解決するとして期待されていました。
LGは、LG WingやLG Rollableなど個性的なスマートフォンを開発するメーカーで、多くの人に受け入れられていたため、今回のニュースは残念でなりません。