Appleの開発者イベント「WWDC2021」は6月7日に開催されます。今年も新型コロナウイルスの影響によりオンラインでの開催になります。
昨年は、Mac向けのチップセット「Apple M1」やiOS14の発表が行われました。今年もどのようなプロダクトが発表されるか注目されています。
今回はWWDC2021で発表されるプロダクトについて噂などをまとめてみました。
Contents
まさかのMacBookProが発表か?
後述でもあるようにAppleは、WWDC中にApple M2なるチップセットを発表するという噂があります。その発表に合わせてApple M2搭載MacBookProも同時に発表される可能性があるとのことです。
Apple M1のMacBookProが発表されてから1年足らずで発表されるのはにわかに信じがたいですが、Morgan Stanleyのケイティ・ヒューバティ氏は、「少なくとも1つ以上のMacBookProを発表するだろう」と予測しています。
Apple M2搭載MacBookProがユーザーの手に渡るのは2021年後半(7月〜12月)とされており、WWDC中に行われるのはあくまでも発表のみとなりそうです。
発表されるMacBookProは14インチと16インチの2種類のサイズが用意されているとのことです。
次世代Apple Silicon "Apple M2"
Appleは今年のWWDCでApple M2を発表するのではないかと噂されています。
最大ディスプレイ出力数が増加か
現在のApple M1の外部ディスプレイの最大出力枚数は1枚までとなっています。DisplayLinkなどを利用することで複数のディスプレイに出力が可能ですが、チップセットとしては1枚までです。Apple M2ではこのディスプレイの最大出力枚数が改善されることが期待されており、2枚以上の出力が可能になると予測されています。
すでにAppleがApple M2の生産を開始したと報じており、7月にも出荷され、2021年後半にはMacBookProに搭載されると報じています。
Apple Glass
Appleは、イベントのイメージ画像にそのイベントで発表する製品のヒントを隠すことが多いです。今回が公開されたイベント画像では、Macbookを覗き込むメガネ姿の人の様子が描かれています。
この描かれているメガネがこれまで噂されてきたAppleのARメガネ「Apple Glass」を示唆しているのではないのかと言われています。
多くのリーカーは年内のApple Glassの発売はないとしているため、可能性としては低いですが、この絵の真相は気になるところです。
iOS15
WWDCでは、iOS15の発表が行われると予測されています。
通知の改善
iOS15では通知の改善が期待されています。ユーザーの状態(睡眠、運転、仕事など)に応じての設定ができるようになります。例えば、睡眠モードでは通知音なしの通知、起きているときは通知音ありの通知など状態に応じて通知を変えてくれる機能が追加される予定です。
iMessageのアップデート
詳細については不明ですが、iMessageのアップデートが追加されると噂されています。WhatsAppなどのメッセージングアプリが台頭してきているため、それらのメッセージングアプリに対抗するため新たな機能や改善が図れると言われています。
プライバシーの改善
近年、Apple等の巨大IT企業で問題となっているプライバシーについてですが、iOS15ではどのアプリがユーザーの情報を裏で収集しているかを表示するオプションを追加するとされています。
iPadでは、ホーム画面が刷新か
iPadでは、ホーム画面が刷新され、ホーム画面のどこにでもウィジェットが配置できるようになると予測されています。
iOS15の対応機種は、iPhone7以降になる模様
iOS15の対応機種は、iPhone7以降の端末が対象になるとされています。iPhone6やiPhone6sなどは、アップデートの対象外になるものの、2016年に発売されたiPhone SE(第1世代)についてはアップデートの対象となりそうです。
iOS15の更新対象予測
macOS12
WWDC2021では、macOSの発表が行われると予測されています。具体的な新機能などについては予測されていないため、発表されるまでわかりませんが、OSの名前にはカルフォルニアの地名が使われるとのことです。
WWDCで発表したあと、開発者向けにテスト版が公開される予定で、正式リリースは秋に発売されるというiPhon13と同時にリリースされると噂されています。
watchOS8
WWDC2021では、watchOSの発表が行われると予測されています。
睡眠分析機能の改善
watchOS7で新しく追加された睡眠トラッキング機能ですが、watchOS8ではこの睡眠トラッキング機能が改善されると予測されています。
watchOS7では測ることができない睡眠の深さや質などより細かいデータの取得が可能になることが期待されています。
手洗いモニタリングの改善
watchOS7で搭載された手洗いモニタリングはユーザーが手を洗う動作をしたときにAppleWatchがカウントダウンを行ったり、手洗いのアドバイスをしてくれたりします。
しかし、ユーザーが手を洗っている間も手洗いのカウントダウンが停止してしまったりとときどき動作が不安定になるため、watchOS8では手洗いモニタリングの改善が図られると言われています。
tvOS15
WWDC2021では、tvOSの発表が行われると予測されています。
Apple Fitness+への対応
昨年Appleが発表したApple Fitness+は、現在多くのバグが見つかっております。そのため、アップデートされるtvOS15ではこれらのバグが解消されることが期待されています。
Siriによる音声検索の改善
Apple TVでSiriを使って検索するとき、機能が制限されており番組や映画の検索以外のことは苦手とされています。tvOS15ではSiriを使った音声検索の改善が図られるとされており、検索以外の操作ができるようになることが期待されています。
FaceTimeへの対応も
昨今では、オンラインミーティングが一般的になっており、Apple TVでも対応する可能性があります。可能性は低いですが、FaceTimeがApple TVに対応し、サードパーティ製のカメラを利用することでオンラインミーティングの実現が可能になります。
まとめ
今回はWWDC2021に発表されると噂のものをまとめてみました。個人的には、Apple M2の発表とiOS15の発表が気になるところです。
今後もなにかしら情報が出次第更新していきます。