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Android11がついに公開
Googleは、9月8日(現地時間)にAndroid11の正式版をリリースしました。
Pixelシリースでは既に配信が始まっており、順次それぞれの端末に配信されています。
気になる新機能は?
1. メッセージ専用の通知欄が追加
これまでSNSやメッセージングアプリは、その他のアプリと同じ通知欄に通知が行われていました。
Android11では、通知スペースの中に「会話」という欄を設けて、大事な連絡を見逃さないような仕組みを導入しています。(下記画像参照)
また、通知を受ける人の優先順位を決めることが可能になりました。
2. 「バブル」の追加で他の作業をしながらメッセージの返信を
新機能の1つに「バブル」というものが追加されました。FacebookのMessangerを使っている方はイメージしやすいと思います。
画面の端などにメッセージ確認用のアイコンを設置しておき、通知が来るとお知らせしてくれます。
またそのアイコンをタップすると現在作業している画面上にメッセージを開いてすぐ返信ができるようになります。
こちらについても下記の画像を見れば一目瞭然だと思います。
3.画面録画機能が追加
これまでは、サードパーティ製のアプリ等を使用して画面の録画をしていましたが、今回からOS純正の機能として組み込まれました。
4.デバイス操作のためのコントロールパネルが追加
最近では、日本でもIoTと謳った家電が登場してきており、エアコンや照明をスマートフォンで操作することができるようになっています。
Android11ではその操作をそれぞれのアプリに依存させるのではなく、1つの画面で済ませてしまおうというコンセプトでこの機能を追加したようです。
下記の画像でわかることは、家電の一覧が表示されており、それぞれの稼働状況を確認することができます。
この画面から動かしたい家電をタップするだけで動かせるようです。
5.メディアコントロールパネルを改善。出力先を瞬時に変更へ
メディアコントロールを見直し、音楽等の再生先のデバイスを瞬時に切り替えるような作りにしたとのことです。
6.Android Autoへの接続をワイヤレスに
日本でもトヨタなど車メーカーがAndroid Autoへの対応を進めていますが、そんな最中のアップデートです。
Android Autoを使うにはこれまで車とスマートフォンをケーブルで接続する必要がありましたが、今回からはワイヤレスでの接続にサポートされました。
プライバシーとデータの管理をより細かく
7.アプリのアクセス許可に「今回のみ」を追加
マイクやカメラ、位置情報などを扱うアプリでは権限の許可を求められることがあります。それらの権限の許可をAndroid11では、「今回のみ」という項目を追加し、不要な権限の許可ができないようになりました。
8.使用してないアプリからのデータの不要なアクセスも遮断
アプリをインストールしても、数回使っただけであとはほとんど使用しないといったものも多いかと思います。
こういったしばらく使わないアプリから個人情報等へのアクセスを一時的に遮断する機能も追加されました。一度許可した権限を自動的にリセットし、ユーザに通知されます。
リセットされた権限については、次回起動時にまた聞かれることになります。
9.GooglePlayシステムアップデートモジュールの追加で修正・セキュリティアップデートを高速に
Google Play システムアップデートモジュールというものを導入しました。
これにより、セキュリティパッチやシステムアップデートの一部がGooglePlayを通して行われることになります。そのため、これまでのように配布に時間がかかることなく迅速にアップデートが可能になります。
10.Android Enterprizeでのセキュリティ強化
個人利用の他にも会社等で利用されているデバイスでも今回のような強化されたセキュリティを使うことができます。仕事用プロファイルにより、IT 管理者は個人用プロファイルのデータやアクティビティを監視することなく、デバイスを管理できます。
11. Pixelユーザは日常をもっと良いものに
Pixelユーザーは、日々のルーティンに応じたアプリの提案、テキストや画像を選択できる新しい操作方法、アプリのスクリーンショットなど、スマートフォンの整理や管理に使える機能が追加されます。
まとめ
Android11での特徴は、「メッセージング」と「セキュリティ」といったところでしょうか。
個人的には画面録画がOS標準になったことは嬉しいことかなと思っています。
Android Autoや家電操作は個人的には使ってみたいですが、今のところ予定がありません。