日本の携帯料金と通信品質はどうなの?
日本の携帯料金は海外と比べたら高いのか安いのかというのは普段の生活ではあまり意識はしないと思います。一部では、日本の携帯料金は海外に比べて高いという人もいますが、実際にどうなのかわかっていないのも事実です。
そんな中、株式会社ICT総研は、スマートフォン料金と通信品質の海外比較に関する調査の結果を公開しました。
調査対象は日本、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、韓国の6カ国のMNO。 ※1
※MNO(移動体通信事業者):物理的な移動体回線網(スマホや携帯の回線)を自社保有し
サービスとして提供を行っている事業者。
日本では、ドコモやau、Softbankが移動体通信事業者。
一般的には、「キャリア」などとも呼ばれている。
料金について
日本のスマートフォン料金は、6カ国の中でも中位レベルとの結果です。
2020年3月1日時点での、6カ国の平均月額料金(各国シェア上位3社)は、以下の通りになりました。
2GB | 5GB | 20GB |
2010円 | 2010円 | 2322円 |
そして、日本に関しては下記の通りです。
2GB | 5GB | 20GB |
4021円 | 5121円 | 7135円 |
各国別の結果をグラフにしたものです。
海外と比較した日本の通信品質
ICT総研では、品質を測る指標として「4G接続率」と「料金」の2つを指標とした結果を出しています。
下記の表を見ると、韓国は接続率・料金ともに高いが、日本は接続率が高くかつ料金も中位レベルということで品質として高いことが伺えます。
ダウンロード速度の比較
次にダウンロード速度と料金の2つで見た場合の結果です。
ダウンロード速度が一番速いのは、韓国の59.0Mbps。
日本は次いで2位の49.3Mbpsでした。
料金も加味して考えると韓国より安くかつ他の5カ国より通信速度が早いということが分かります。
まとめ
今回の結果から日本の通信品質と料金については他国と比較して、料金に対してわりと高品質であることが分かりました。
大手3社 + 楽天モバイルの参戦もあってますます品質や料金という面で競争が激しくなる気がしています。