楽天モバイルがしれっと目標を変更していたようです。
今回は楽天モバイルのエリア拡大目標の変更について解説します。
楽天モバイルがエリア拡大目標を「2021年夏ごろ」から「2021年内」に変更
2021年7月、楽天モバイルがこれまで目標に上げていたエリア拡大目標を変更したことが判明しました。
現在では、これまで掲げていた「2021年夏頃までに人口カバー率96%達成」から「2021年内までに人口カバー率96%達成」に変更しています。
日本経済新聞によると、2021年5月現在の楽天モバイルの人口カバー率は88.6%を達成しています。記事執筆時点で楽天モバイルのエリアは直近で7月26日に更新されており、着実にエリア拡大が行われていることが伺えます。
また、エリア拡大の目標については、「時期は、世界的な半導体不足等による基地局設備への影響等で、変更となる場合があります」と今後の変更の可能性についても注意書きで説明がなされています。
実際に世界的な半導体が不足しており、需要に対して供給が追いついていない状態です。PCやスマートフォンなどの電子機器も半導体不足の波が押し寄せており、SoCなどのチップセット類の製造に影響が出ているようです。
楽天モバイルでは、フィンランドのノキアソリューションズ&ネットワークスと韓国KMWから調達しているようですが、これらの企業にも影響が出ているのでないかと予想されています。
楽天モバイルに関する計画遅延は、今回のエリア拡大のみだけではなく、「楽天Linkのデスクトップ版(PC版)」や「メールアドレスの付与」などが計画されていますが、執筆時点では提供されていません。