洋梨のロゴが似ているとしてAppleに訴えられる
料理レシピを紹介するアプリを運営するスタートアップ企業「Prepear」社は、今年8月自社で使用予定のロゴがAppleのロゴと似ているとして、Appleに訴えられました。
Appleの主張は、「直角の葉を備えた最小限のフルーツデザインがAppleのロゴと酷似」としています。
Prepear社は、Appleに訴えに対して引き下がる様子はなく、署名サイト「Change.org」でAppleに対して取り下げを行う署名を集めています。現在では、25万もの署名が集まっています。
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Apple、審判手続停止で和解の道筋も
Appleは先日、米国特許商標庁の商標審判部に対して審判手続の停止を30日間行うよう要請したため、両社のこの問題について和解の話が進んでいるのではないかと言われています。
AppleがPrepearと交渉しようとしている条件は不明ですが、2021年1月23日までに両社が合意に達しない場合、法的紛争は自動的に再開されます。
Appleは、これまでもロゴに関する訴訟を起こしており、2014年にはピア・テクノロジーズ社のロゴがAppleのりんごマークに酷似するとして、訴訟を起こしています。結果は、ピア・テクノロジー社に軍配があがり、Appleの主張は棄却されました。
こういったAppleが中小企業を相手取り、賠償金や権利の剥奪を行う行為は一部から「いじめ」と呼ばれており、問題になっています。