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Android12の開発者プレビュー版が初公開
Googleは、2月18日にAndroid12(コードネーム:Snow Cone)の開発者プレビュー版「Android 12 Developer Preview(PD1)」の公開をしました。
Android 12は、Pixel3以降のPixel端末にインストールすることができ、対象端末は、Pixel 3, Pixel 3a, Pixel 4, Pixel 4a, Pixel 4a (5G), Pixel 5でインストールすることが可能です。
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Android 12の正式版は2021年8月以降のリリースへ
Android12のロードマップによると、開発者版は2月〜4月までの3回のリリースを行います。その後、ベータ版を5月〜8月までの4回のリリースを予定しています。ベータ版を経て、8月以降に正式版をリリースする予定しています。
Android12の気になる機能・変更点を紹介
Android12で実装予定もしくは実装された機能や変更点について、紹介していきます。
Android12では、Wi-Fiの共有をNearby Shareで行うことができます。Android11までは、QRコードでの共有だけでしたが、Nearby Shareで簡単に共有することができます。
AVIF画像のサポート
AVIFは、高い圧縮率を誇る画像フォーマットです。JPEGと比較すると最大95%以上のサイズ削減。WebPとでは、最大30%のサイズ削減ができると言われています。
近頃のスマートフォンのカメラ性能が向上し、画像のサイズ大きくなりがちです。そのため、AVIFはストレージの容量を節約に期待できます。
背面タップジェスチャー
Android11では、採用が見送られた背面タップによるジェスチャーがAndroid12では採用される見込みです。
iOS14では、既に背面タップジェスチャーが実装されており、その使い勝手がSNSなどで反響を呼んでいます。
アプリペア(画面分割)
Android12では、画面分割を行える機能「アプリペア」が採用される予定です。すでにスマートフォンメーカーは、独自機能として実装していますが、ネイティブで採用される予定です。
片手モード
近頃のスマートフォンは画面サイズが大きい傾向があります。画面サイズによっては、ユーザは画面端まで手が届かないこともあります。Androidでは、OSレベルで解決を図ろうと「片手モード」の導入を検討しているようです。
顔ベースでの画面自動回転
Android 12では、フロントカメラでユーザの体勢を認識し、画面を自動回転する機能の実装を予定しています。
スマートフォンは端末の向きに応じて自動回転する機能を持っていますが、ベッドで寝転がったときなどに思わぬ方向に回転する場合もあります。
この機能では、顔の向きを認識し、画面の向きを常にユーザが意図している方向に向けられるというメリットがあります。
プライバシー保護機能
iOSでは、すでに実装されているプライバシー機能ですが、Androidでも採用される予定のようです。
Android12では、カメラやマイクを使用中の場合は、画面上部にドットを表示し、ユーザーに使用中であることをお知らせしてくれます。
全画面スクリーンショット
Android12では、全画面スクリーンショットへの対応も行われます。
現状では、画面に表示されている部分しかスクリーンショットが撮れなく、複数回撮影する必要があります。
この機能によって、Webサイトやメッセージングアプリなどの画面外の箇所を撮ることが可能になります。
まとめ
- Googleは現地時間2月18日にAndroid12のDeveloper Preview(開発者プレビュー版)を公開しました。
- 正式リリースは、8月以降となっており、開発者プレビュー版、ベータ版と経てリリースされます。
- iOSで採用されている背面タップ機能や全画面スクリーンショットなどの便利機能が採用される予定です。